赤ちゃんからシニアまでマンガで歯と口の健康アドバイス

case1 歯の生え始め

歯医者さんのアドバイス

 歯が生え始めたら、まずは「歯みがきに慣れること」が大切です。最初はガーゼややわらかい歯ブラシで、やさしく触れることから始めましょう。
 仕上げ磨きは保護者の方が行い、特に前歯の裏や歯ぐきの境目を丁寧に磨いてください。嫌がる場合は無理をせず、短時間で毎日続けることが重要です。
 歯みがきを楽しい習慣にすることが、むし歯予防の第一歩です。

はじめが肝心!歯みがき習慣は

case2 むし歯にならないために

歯医者さんのアドバイス

 子どものむし歯は、糖分を含む食品や飲み物を頻繁に摂ること(だらだら食べ・だらだら飲み)や、歯みがき不足により、むし歯菌が増えることで起こります。生えたばかりの歯はむし歯になりやすいため、特に注意が必要です。
 さらに、仕上げ磨き不足や口呼吸、唾液の少なさもリスクとなります。生活習慣を整え、正しい歯みがきと定期健診を受けることがむし歯予防につながります。

原因はこれ!子どものむし歯の

case3 フッ化物の効果

歯医者さんのアドバイス

 フッ化物は、大人の歯よりむし歯になりやすい子どもの歯を強くし、むし歯菌の働きを抑える効果があります。
 歯みがき粉は年齢に応じたフッ素濃度と適切な量を使用し、うがいが難しい場合は少量で対応します。歯科医院での定期的な高濃度のフッ化物塗布を組み合わせることで、より効果的にむし歯予防ができます。

原因はこれ!子どものむし歯の

case4 口腔機能発達不全と歯列

歯医者さんのアドバイス

 18歳未満の子どもにおいて、食べる・話す・飲み込むといったお口の機能が十分に発達していないと、口腔機能発達不全症と診断される可能性があります。症状として口呼吸、滑舌の悪さ、食べこぼしなどが見られることがあります。
 対処として、正しい姿勢やよく噛む習慣づけ、口を閉じるトレーニングが重要です。早めに歯科医院で相談し、適切な指導を受けることが改善につながります。

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case5 歯科健診の重要性

歯医者さんのアドバイス

 20~30代は自覚症状が少ないまま、むし歯や歯周病が進行しやすい時期です。京都府歯科医師会が行った大学生歯科健診の調査では、定期的な歯科健診の未受診者は受診者と比較してむし歯を持つリスクが3.6倍、歯ぐきの状態不良のリスクが2.5倍高くなるという結果が出ました。
 歯周病の患者が若年層でも増えていることを受け、厚生労働省は2024年度から自治体の歯周病検診の対象年齢に20歳と30歳を追加しました。自治体の健診補助制度も活用し、できるだけ早く歯科健診を習慣化することが重要です。

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case6 仕事や子育てで忙しい人へ

歯医者さんのアドバイス

 むし歯や歯周病の症状が進行すると痛みが出たり、食べ物が咬みにくくなったりします。症状が進行してからの治療になると治療期間や通院回数が増えてしまいます。それにより生涯の医療費が高くなる傾向があります。
 定期的な歯科健診を受けることで、予防や早期発見につながり、結果的に時間やお金を節約することができます。

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case7 歯周病の予防

歯医者さんのアドバイス

 歯周病とは、歯周病菌によって歯ぐきの炎症や出血(歯肉炎)が起こり、やがて歯を支える顎の骨が溶けてしまう病気です。進行すると歯がぐらつき、最終的に歯を失うこともあります。
 痛みなどの自覚症状が少なく、気づかないうちに進むため、「サイレントディジーズ(静かな病気)」と呼ばれます。毎日の正しいセルフケアと定期的なプロフェッショナルケアを受けることが重要です。

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case8 生活習慣との関係

歯医者さんのアドバイス

 歯周病はお口だけでなく、全身の健康にも影響します。病気になるリスクは、糖尿病で約2倍、心筋梗塞や脳梗塞で約1.5~2倍、早産・低体重児出産で約2~3倍高くなると報告されています。
 血管に入った歯周病菌や歯ぐきの炎症物質が全身の病気に影響を及ぼすと考えられています。毎日の正しいケアと定期的な歯科健診が、全身の健康維持にもつながります。

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case9 オーラルフレイル(口の虚弱)

歯医者さんのアドバイス

 オーラルフレイルとは、加齢などにより「食べる・飲み込む・話す」などのお口の機能が少しずつ低下する状態です。放置すると全身の衰えにつながるため、早期の気づきが大切です。
 下記のチェックリストで確認できます。

原因はこれ!子どものむし歯の ※ 5つの項目のうち,「はい」が 2つ以上あるとオーラルフレイルです。
原因はこれ!子どものむし歯の

case10 口から健康を守る

歯医者さんのアドバイス

 加齢や生活習慣、合わない入れ歯などによりお口の機能が低下することがあります。
 食べにくさやむせ、滑舌の低下、口の乾きなどの症状が現れ、柔らかいものしか食べられない状態が続くと、お口の機能はますます低下するという悪循環に陥ります。
 予防と改善には、しっかり噛める歯や入れ歯で食べ物をよく噛み、会話の機会を増やすこと、口腔体操や舌のトレーニングをすることが有効です。そのためには定期的に歯科医院でチェックを受け、早めに対応することが大切です。

原因はこれ!子どものむし歯の