活動的になる夏は、家の中、学校の部活動などで、
転倒、打撲、転落、衝突などで歯のケガが増える時期です。
子どもは歯が未成熟であったり、歯を支える骨が柔らかいため、転倒や衝突で歯にひびが入ったり、欠けたり、抜けたりすることがあります。歯の状態によっては神経を取る処置が必要な場合があります。まずは歯のケガを起こさない環境整備を心がけましょう。
お子さんが万一、歯・口にケガをしたときは、
あわてず以下をご参照ください。
受傷から歯医者さんを受診するまでの時間が短く、歯の周りの組織の損傷が軽度で、脱落した歯の保存状態がよいほど、再植の予後も良好になることが期待されます。咬み合わせを確認しながら、脱落した歯を元の位置に戻して、固定を行います。歯科医院を受診するまで歯の状態を良い状態で保つため歯の保存液などもあります。なければ抜けた歯を牛乳の中に入れたり、歯を飲みこまない様に唇と歯の間に入れて乾燥させないようにして歯科医院を受診してください。
お子さんが歯・口にケガした直後は、親も気が動転するものですが、
落ち着いてあわてずにかかりつけ、もしくはお近くの歯科医院にご連絡ください。
歯が欠けた(破折)
永久歯の上顎前歯が大きく破折しています。
詰めたり、かぶせたりという処置をするとともに、しばらくは経過をみる必要があります。
神経(歯髄)が出ているため、早めに歯髄処置が必要です。
乳歯の場合は次の永久歯に生え替わるまで定期的にチェックをしていくことが望まれます。
歯の位置がずれた、
めり込んだ(転位、陥入)
乳歯の下顎前歯が大きくずれています。
永久歯に影響が出ることもあり、生え替わりまで定期的にチェックを受けることが望まれます。
歯が抜け落ちた、
なくなった(脱落、喪失)
条件がよければ再植を試みます。
脱落した歯の保存状態がよいほど、再植の予後も良好になることが期待されます。
口の中のケガは、早期に対処するかどうかでその後の治療経過にも関わってきます。強く歯をぶつけているのにも関わらず、スポーツの試合などが終わってから受診される方もいらっしゃいます。歯が元のように戻るかどうかは受傷してからの時間が大きく関わってきますので、ケガをしたらすぐに歯科医院にかかられることをおすすめします。また、マウスガードによる予防もお考えください。
スポーツ選手が装着しているマウスガードを見たことがあると思います。
マウスガードはお口の外傷を予防できる効果的な安全装具の一つです。
ボクシング
キックボクシング
空手
(一部の流派 、団体)
テコンドー
アメリカンフットボール
ラグビー(U-15・U-19)
ラクロス
アイスホッケー
インラインホッケー
(年齢規程あり)
フィールドホッケー
(中学・高校)
野球
ソフトボール
サッカー
バスケットボール
バレーボール
ハンドボール
ラグビー
水球
スカッシュ
ラケットボール
体操・アクロバット
レスリング
柔道
空手
相撲
重量挙げ
馬術
自転車競技
モータースポーツ
スケートボード
サーフィン
スキー
インラインスケート
等
※スポーツの競技・団体によって、装着する場合の注意事項(色の指定等)や装着が認められていない競技や団体がありますので、必ず競技ルールをご確認ください。
京都市休日急病歯科
中央診療所(二条)
宇治市休日急病診療所
子ども医療でんわ相談
救急安心センターきょうと